Raspberry Pi5の詳細が公式ページで発表
コロナ渦でRaspberry Pi4が品薄になり、Eben Upton CEOは「2023年は回復の年だ」と発言していたみたいですが、2023年9月28日についにPi5が発表されました。
https://www.raspberrypi.com/news/introducing-raspberry-pi-5/
価格設定は4GBが60ドル、8GBが80ドルになります。CPUはPi4より2倍以上の性能になり、本体には新しく電源スイッチを搭載、PCIe 2.0 x1 インターフェイスが追加されるなどサイズ感はそのままに全面的なアップグレードがなされています。
仕様詳細
主なスペックは以下の通りとなります。
SoC | Broadcom BCM2712 |
CPU | 2.4GHz 4コア Cortex-A76 (ARMv8、64bit、L2: 512KB、L3: 2MB) |
GPU | VideoCore VII |
メモリー | LPDDR4X-4267 SDRAM(1/2/4/8GB) |
イーサネット | 10/100/1000 Base-T RJ45 ソケット (BCM54213PE) PoE+ サポート付き(別途 PoE+ HAT が必要、近日リリース予定) |
無線LAN | IEEE 802.11 b/g/n/ac 2.4/5GHz |
ビデオ出力 | 2 × micro HDMI (最大4Kp60、HDR対応)、2 × MIPI DSI 4-lane |
オーディオ出力 | 2 × HDMI |
カメラ入力 | 2 × MIPI CSI 4-lane |
PCIe | 1 × PCIe 2.0 シングルレーン |
USB | USB Type-A ソケット (2 × USB 2.0、2 × USB 3.0) |
GPIOコネクター | 40ピン 2.54mm ピンヘッダー |
消費電力 | 未公開 |
サイズ | 85 × 56 × 18mm(Pi4と同様) |
今回の注目点と日本での販売時期予想
今回のPi5で注目すべき点は、PCIe 2.0 x1(シングルレーン)が使用できるようになった事と、RTC(リアルタイムクロック)モジュールがオンボードで搭載できるようになるので、電源を接続していない時でも時計機能を維持できるようになった事でしょう。
また、地味にうれしい点として、イーサネットがPoE+をサポートするようになったので、IoT機器としては今まで以上に取り回しのきくものになるのではないでしょうか。
日本ではこれから技適の取得が行われます。Raspberry Pi4の時は2019年6月に発表され、3ヶ月後の9月に技適が取得されました。
しかし、技適マークを本体に印刷する必要があったため、実際に日本で出回り始めたのはそこから2ヶ月後の11月でした。
今回のPi5もPi4と同様の時間がかかるなら、2024年の2月〜3月頃の発売になるのではないかと予想されます。
日本での販売価格や入荷時期はまだ未定ですが、続報を楽しみにしたいと思います。
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