数年前に万年筆を買ったが、結局今まで使えずじまいだった。
インクが固まってしまった万年筆を久々に引っ張り出して、綺麗に手入れをしてから読書メモでもとってみようかと思ったが、何を書けばいいか分からない。
買ったばかりの真っ白なノートだと、最初の一筆は緊張してしまうものだ。それはしょうがない。
しかし何よりショックだったのは、意外と読んだ本を理解していないことだった。
読了したいあまり、ほとんど流し読みで深く考えずに読んでしまっていたのだ。
再び本を手に取るも、なかなか1周目、2週目では理解するのは難しい。
せっかく買った本を自分のものに出来ていないなと感じた瞬間だった。
結局まだ読書メモは取れていないが、本との向き合い方を再確認できた意味では万年筆を引っ張り出してきた甲斐はあったのかもしれない。
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